衝撃の話題作・映画『十二人の死にたい子供たち』が大ヒット

未成年12人が廃病院に集まり、集団で安楽死をしようとする衝撃的なストーリーの映画『十二人の死にたい子どもたち』。ベストセラー作家・冲方丁(うぶかたとう)の小説が原作の映画である『十二人の死にたい子どもたち』は2019年1月25日に公開、大ヒットを記録しています。

未成年の少年少女12人が安楽死をするために廃病院に集まるところから始まります。「みんなで死ねば、怖くないから」ところが、廃病院の地下には13番目の人物(0番)である死体があり、物語が展開していきます。

杉咲花さんや新田真剣佑さん、北村匠海さん、橋本環奈さんなど、今注目の若手キャストが集結した本作。出演しているキャストの紹介から、ネタバレを含むあらすじ、最後に明らかになるこの集いの目的などをご紹介していきます。(記事には映画のネタバレが含まれますので、未鑑賞の方はご注意ください。)

十二人の死にたい子供たち 出演キャストを紹介

豪華な顔ぶれが揃うことでも話題になっている『十二人の死にたい子どもたち』。

出演しているメインキャストのうち、杉咲花さん、新田真剣佑さん、北村匠海さん、高杉真宙さん、黒島結菜さん、橋本環奈さんはオファーで、残りの6人はオーディションで選ばれたそう。12人は、映画の中で番号がふられた札をとります。そんな12人のキャストを番号順にご紹介します。

1番 サトシ:高杉真宙(たかすぎまひろ)

15歳の高校1年生、1番・サトシ。冷静沈着、安楽死の集いの主催者です。集いの会場である廃病院は、サトシの父親が経営していたもので、その父が自殺したため廃病院に。さらに母と兄が無理心中を図った過去が。集合時間の1時間前に鍵を開けに来ており、1番の札を取っています。

・高杉真宙さん
1996年生まれ、福岡出身。2009年に舞台デビュー、多数映画などに出演されている俳優さんです。

2番 ケンイチ:渕野右登(ふちのゆうと)

16歳の高校2年生、2番・ケンイチ(2番)。根は明るい性格ですが、空気が読めず学校でいじめられています。中学時代、担任の先生に目をつけられたことから、ずっといじめられっ子のケンイチ。集合時間の前に受付の階で人が倒れるような音を聞いています。

・渕野右登さん
1995年生まれ、北海道出身。2015年から俳優活動をはじめドラマや映画などに出演している若手俳優さんです。

3番 ミツエ:古川琴音(ふるかわことね)

16歳の高校2年生、3番・ミツエ。好きだったバンドのメンバーが若くして亡くなり、自分も彼を追って自殺しようと考えるゴスロリ少女。感情的なところがありますが、他人の痛みを理解しようとする場面が多くあります。集合前は女子トイレに行き、亡くなったバンドのメンバーが吸っていたものと同じタバコを吸っていました。その時、片足だけの靴を見つけています。
・古川琴音さん
1996年生まれ、神奈川県出身。沖縄市のミュージカル調PR動画で主演を務める。その後ドラマや映画にも出演してきている女優さんです。

4番 リョウコ:橋本環奈(はしもとかんな)

謎の少女、4番・リョウコ(秋川莉胡)。白いワンピースに深くかぶったニット帽とマスクで、途中まで顔が分かりませんが、天才子役から有名女優になった秋川莉胡。芸能生活に疲れ切ってしまい、リョウコとして死にたいと言って参加しました。外のベンチに落ちていたタバコは、リョウコが吸ったものでした。
・橋本環奈さん
1999年生まれ、天使すぎるアイドルとして話題に。今はドラマから映画まで幅広く活躍している女優さんです。

5番 シンジロウ:新田真剣佑(あらたまっけんゆう)

17歳の高校3年生、5番・シンジロウ。末期の病気に侵されており、近いうちに身体が動かなくなると言っています。闘病生活から薬や医療機器に詳しく、また警察官である両親の影響か推理が好き。0番にまつわる謎を冷静に分析し、明らかにしていきます。
・新田真剣佑さん
1996年生まれ。アメリカでの映画出演から2014年から日本で活動を開始、大活躍されている俳優さんです。

6番 メイコ:黒島結菜(くろしまゆいな)

18歳の高校3年生、6番・メイコ。おどおどした様子ですが、安楽死に対しては積極的で急かすような発言もします。父親の会社が倒産寸前のため、自分に保険金をかけ、自殺をすることで父親の会社を持ち直させよう考えています。「死んだ娘に生かされてる父親」と言われることを望んでおり、父に対して歪んだ愛情があります。
・黒島結菜さん
1997年生まれ、沖縄県出身。2012年から芸能活動を開始、さまざまなテレビドラマや映画で活躍する女優さんです。

7番 アンリ:杉咲花(すぎさきはな)

17歳の高校3年生、7番・アンリ。長い髪に黒い服。気が強く議長タイプです。実は4歳のときに家が火事で燃え、その時弟が死んでしまっています。自らが死ぬことで、望まれずに生まれた子供たちの存在
を社会に知らしめようと考えています。
・杉咲花さん
1997年生まれ、東京出身。出演作で多くの賞を受賞している実力派女優さんです。

8番 タカヒロ:萩原利久(はぎわらりく)

16歳高校1年生、8番・タカヒロ。吃音(きつおん)があり、幼少期から落ち着かないことを理由に、親に薬漬けにされており、今でも薬を常用しています。番号を取る前に屋上に向かい、空を見て心を落ち着かせていました。
・萩原利久さん
1999年生まれ、埼玉県出身。2008年にデビューした若手俳優さんです。

9番 ノブオ:北村匠海(きたむらたくみ)

18歳の高校3年生、9番・ノブオ。爽やかな青年ですが、自分をいじめていた少年を階段から突き落として殺した過去があり、事故として片づけられたことから罪を償う思いで参加します。病院に来た時やけに汗をかいており、6階で8番・タカヒロと会ったときには「屋上、意外と広くていいよね」と発言します。
・北村匠海さん
1997年生まれ、東京都出身。バンドのボーカルとしても人気のある、大活躍中の俳優さんです。

10番 セイゴ:坂東龍汰(ばんどうりょうた)

15歳の高校1年生、10番・セイゴ。不良キャラですが、弱者には優しい親分肌です。親とは険悪の仲で、母が自分に保険金をかけたため、保険金目当てで殺されるのではと怯えています。母親への復讐のつもりで、保険金が下りない方法・自殺で死のう思っています。0番の存在で、自らの死を「自殺」と立証できなくなると思い、実行反対派にまわりました。
・坂東龍汰さん
1997年生まれ、北海道出身。2018年から活躍している俳優さんです。

11番 マイ:吉川愛(よしかわあい)

17歳の高校3年生、11番・マイ。ギャルで浮き気味ですが、時に的を得た発言もします。援助交際をしており、それがきっかけでヘルペスに感染。一生治らない病気だと思い込んでおり、参加を決めました。外の花壇に帽子とマスクが捨ててあるのを見ています。
・吉川愛さん
1999年生まれ、東京都出身。子役からの経験も長い、実力派女優さんです。

12番 ユキ:竹内愛紗(たけうちあいさ)

15歳の高校1年生、12番・ユキ。あまり発言しませんが、議論になった際「交通事故で体の一部が不自由になってから、たくさん苦しんできた。もう楽になってもいい」と語ります。左半身が麻痺しているよう。
・竹内愛紗さん
2001年生まれ、福島県出身。中学生のとき地元でスカウトされデビューした期待の新人女優さんです。

0番 死体:とまん13番目の人物・0番「死体」

・とまんさん
1993年生まれ、読者モデルとして活動を始め、バラエティ番組からドラマ、映画、ミュージックビデオなど幅広く活動している、新進気鋭の方です。

十二人の死にたい子どもたち犯人は誰?ネタバレあらすじ紹介

1番・サトシ主催で安楽死・自殺をするために開かれた「集い」。死にたい理由や事情はそれぞれですが、集団で自殺することを望んでいました。

廃病院の地下の多目的ホールには、人数分のベッドが用意されていました。続々と参加者が集まってきます。しかし、1番のベッドにはすでに横たわっている人間が。7番と9番は彼が1番であり、集団では自身で死を決断したのだろうと思っていました。

しかし、そこに主催者の1番・サトシがやってきて言います、「この方はどなたですか?」。その死体になっているベッドの人間を0番ゼロバンと呼び、議論がはじまります。議論の末、少なくとも0番は、“集い”の場で自殺していないことが明らかになった一方で、0番を運び込んだ誰かが他の参加者を殺す可能性が出てきました。最終的に自分たちが迎える死が、他者によるものでは困る、事情がわかるまで集団自殺に賛成できないという意見が出てきます。

0番を殺し、運び込んだのは誰?

ベッドの横には車椅子があり、0番は靴を履いていなかったため、殺されたあと運び込まれた可能性が高いことに。また、0番のものと思われる靴は、1階と女子トイレに1つずつ落ちていました。11時に1番・サトシが会場を開け、2番・ケンイチが部屋に入ったときすでに死体があったことを考えると、サトシより先に来た人物が、死体を連れ込んだということに。また、アンリがノブオと連絡を取り合っているのが見られていたことから、0番の死体を運び込んだのはこの2人だということが判明します。

しかし、2人は死体を運び入れただけ。0番を殺した犯人は…

・0番を殺した犯人は?廃病院にきた本当の順番をネタバレ!

()は元の順番です。
1番 アンリ(7番) :屋上から参加者を見ていました。車椅子できた人をみて、移動を手伝おうと受付に向かいます。しかし車椅子を押していた人物がいなくなってきたことから、安楽死実行の妨げになるのでは考え、ノブオと共に車椅子で来た人物を、先に来て自殺を実行した参加者だと思わせることにします。

2番 ノブオ(9番):アンリと共に死体を隠そうと動いていたため、汗だくに。リョウコとケンイチが聞いた、人が倒れるような音は、ノブオが死体を落とした音でした。車椅子が幅の狭いドアを通らなかったため、椅子を使って屋上まで連れていきます。その後、人が屋上に来れないように椅子を使ってエレベーターを止めていました。

3番 ユキ(12番)&0番:自分のせいで植物人間になってしまった兄と共に死のうと思い、兄である0番を連れてきたのがユキでした。アンリとノブオに見つかるのを恐れ、死体を受付の前で放置、隠れていました。最後に番号を取り、会場に向かいました。

4番 リョウコ:早めにつき、ベンチでタバコを吸っていました。その吸い殻をサトシが見つけ、犯人の有力候補に。人が倒れた音を聞いた後、トイレの扉を開けて見えたのは3番のユキの姿でした。

5番 サトシ(1番):11時に病院にきてすぐ、誰かが電気をつけていたことに気づきます。会場の鍵を開けてからは、病院内で問題が起こっていないか巡回、12時ちょうどに会場へ。

6番 ケンイチ(2番):病院に来てしばらく、受付のところで莉胡が特集されている雑誌を読んでいました。その時、受付にあるユキの帽子とマスクを確認。その後会場で死体を見つけます。

7番 ミツエ(3番):病院に来て女子トイレで時間をつぶします。この時に片足の靴を発見していました。女子トイレで吸っていたタバコが、ベンチの下に落ちていたものと同じだったため一瞬疑いをかけられました。

8番 シンジロウ(5番):病院に来てすぐ、自動ドアの電源が入っていることに気づき、正面玄関の前に立っていました。ノブオが自動販売機で水を買う音を聞いて、その場を立ち去ります。

9番 タカヒロ(8番):病院に来て、まず屋上に向かいます。しばらくして、ノブオとセイゴがエレベーターを確認するために6階に来ており、2人と落ち合ってから番号を取りに向かいます。

10番 セイゴ(10番):病院に来てすぐ、受付の階にいるノブオに声をかけます。地下に行かないのかときくと、エレベーターが止まっていると言われ、6階まで確認しに行きます。

11番 マイ(11番):病院に入ってきたのは11番目でしたが、ベンチで時間をつぶしていたため、裏口に入ったのは12番目でした。その時にアンリが花壇に捨てたマスクと帽子を見つけています。

12番 メイコ(6番):最初から見ていたアンリが数えた時、13番目にやってきた人物だったため、アンリは不審に思い正面玄関から追いかけメイコに声をかけます。そのとき、アンリは花壇にマスクと帽子を捨てていました。

結局、死体だと思われていた0番を連れてきたのは、ユキでした。そして死体は、植物人間状態だったということが明らかに。つまり0番はまだ生きているということに。選択肢にあった「練炭自殺」を実行してしまえば、集まった12人で0番を殺したことになってしまいます。

さらにシンジロウは、それぞれの死にたい理由を聞くうち、自分たちは死ぬべきでないのではと考えるようになりました。ユキが兄を植物人間にさせてしまったのも、いじめのターゲットになっているのも、自分が病にかかっているのも、小さな不幸がたまたま降りかかっただけなのです。死ぬという選択肢を選べるのであれば、生きるという選択肢も同じように選べるはずだと言い、この集いの中止を求めました。

12人は、それぞれの悩みや自殺の動機を聞いているうちに、お互いを「死んでほしくない」と思うようになっていました。採決の結果、全員が中止に賛成、「集い」は解散することになったのです。

生きることについて考えさせられる映画『十二人の死にたい子供たち』に注目

未成年12人が廃病院に集まり、集団で安楽死をしようとする衝撃的の映画『十二人の死にたい子どもたち』。死にたくて集まった子供たちが、お互いの悩みや事情を知っていくにつれて「死んでほしくない」と思い合うようになる。命は自分だけのものではないというメッセージの象徴かもしれませんね。

最後まで犯人が誰なのか、何が起きたのか、予測できない展開で目が離せないストーリーに仕上がっています!ぜひご覧ください。

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