
香坂(水野美紀)が何かを知っている、まさかテロが起こることを知っていた首謀者側の人間だったのか・・・?にわかには信じがたい状況が訪れたことで、ミハンチームは混乱します。
誰が何を知っていて、何を隠しているのか、今シーズンの絶対零度のラストに向けて物語が進んでいきます。この9話で第1話・第2話の冒頭に放送されたシーンの真相が判明します。
『絶対零度4』第9話のネタバレ
香坂がどこかに消えてしまいました。井沢(沢村一樹)はミハンのメンバーに香坂が26年前に映画館で無差別殺人事件を起こした男の娘であることを伝えます。香坂の両親はその事件の数年前に離婚、義理の父親が戸籍を操作していたため、周りにその事実を隠して生きてきたのです。
香坂はその映画館に誘われていたのに行かず、さらにその事件がきっかけで弟は自殺してしまったのでした。香坂は、その罪の意識をずっと抱えてきたからこそのミハンの法制化を心から望んでいました。
ミハンチームは香坂のことを信じ、彼女の居場所を探します。実は香坂は曽根崎(浜田学)とミハンの法制化のためにテロを計画し、未然に防いで法制化に近づけようとしていたのでした。でもその計画が誰かに乗っ取られていることに気づいた香坂は、その人物を止めるために1人で捜査を始めていたのです。
香坂はテロリストの潜伏先で、あることに気づきます。香坂が去った後、しばらくしてミハンチームもそこにたどり着きますが、公安のスパイもしていた傭兵、里谷隆一(高岩成二)には逃げられてしまいます。
爆弾を仕掛けていたのは以前、加賀美(柄本明)が捕まえたクラッカー、諏訪(松尾諭)。加賀美はそれを阻止しましたが、もう一つ爆弾があることを知ります。
曽根崎は分がテロ計画に関わっていたことを知られると自分の立場が危うくなることを恐れ、テロ計画は香坂1人が行ったものであること、そして香坂の父親のこともばらしてしまうのです。
香坂を見つけた井沢ですが、香坂は井沢を殴って、黒幕のいるところへ走ります。その黒幕とは、死んだはずの香坂の弟!?痛みを抱えながら香坂の後を追う井沢ですが、その時、銃声が鳴り響き・・・。その音が聞こえた場所に行くと、香坂が撃たれていたのでした・・・。
『絶対零度4』第9話のロケ地 テロ組織アジトの河川敷はどこ?
テロ組織のアジトだった河川敷ロケは江戸川に架かる上葛飾橋の下(千葉県松戸市古ケ崎234番)でした。
香坂は1人で乗り込んでそこでUSBメモリーを手に入れて、さらに無線で誰かと話をしました。
そこで香坂は自分の弟が真犯人であることに気づいたのでしょうか。
そのことに気づいて、危険をおかしてまで1人で立ち向かう香坂はかっこいいですが、ミハンチームとしては寂しかったと思います。
この時に香坂がミハンチームに助けを求めていたら、きっと違う結末になっていたでしょう。
そして、諏訪が遠隔操作で爆弾を爆発させようとしていた部屋は、虎ノ門琴平タワー(港区虎ノ門1丁目2番)です。とてもオシャレなビルの一室で、ステーキを食べながら爆弾を処理しにきた警察を眺めている姿は狂気でしたね。
諏訪は今回だけの登場ではなく、実は小田切(本田翼)のそばによくいるのですが・・・今後、諏訪がどのような形でミハンに関わっていくのかそれも見どころの一つですね。
『絶対零度4』第10話のあらすじ
東京サミットでのテロは防ぐことができたものの、香坂が射殺され、いち早く駆け付けた井沢に香坂殺しの容疑がかかります。一緒にミハン法制化に向かっていた香坂という大事な人の死に、ショックを受ける井沢。その井沢に対して、山内(横山裕)は銃を向けるのでした。
曽根崎はテロへの関与を否定、今回の事件は香坂1人の責任であるという結論になってしまいます。ミハンルームにも捜査のメスが入り、メンバーも取り調べを受けます。
そんな時、小田切の彼氏である・篠田(高杉真宙)が銃撃されます。篠田が撮っていた写真を見て、小田切は自分の写っている写真にクラッカーの諏訪が写っていることに気づきます。自分のせいで篠田が事件に巻き込まれたのかと責任を感じる小田切。
真犯人を見つけ出すため、捜査を始めるミハンのメンバー。これまで誰にも話してこなかった加賀美の過去がとうとう明かされます。それは26年前、香坂の父親が起こした事件で救った1人の少年の話でした。
香坂の弟はいったい何者?
第10話では、加賀美の過去がとうとう明かされるようです。
映画館の事件で救った少年が香坂の弟なのでしょうか?
加賀美はこれまで「自分は罪を犯した」と言っていました。その罪とは何だったのか、それとミハンにはどんな関わりがあるのか、それらが来週明らかになりそうです。
そして香坂を目の前で亡くした井沢、妻と娘が殺されてからずっと1人で、その辛さや悲しみと戦ってきて、やっと少し分かりあえる人が現れたと思ったのに、その人がまた殺されてしまった・・・。
香坂が亡くなるシーンは、井沢の悲しさが全身から伝わってくるシーンでした。
みんなが笑ってハッピーエンドという結末にはならないでしょうが、ミハンのメンバー全員が前を向けるような結末を迎えてほしいと思います。