死者の国が舞台・音楽と愛が溢れる映画『リメンバー・ミー』

ピクサー制作の長編アニメーション映画『リメンバー・ミー』

アメリカでは2017年、日本では2018年3月に公開され話題になりました。

『リメンバー・ミー』は、死者の国を舞台に繰り広げられる、音楽と愛が溢れる映画。死者の国に迷い込んだ少年・ミゲルが、そこで暮らす骸骨たち、そして家族との絆を取り戻したい骸骨・ヘクターと出会うところから物語ははじまります。メキシコの大きな祝祭である"死者の日"をテーマに、ミュージシャンになりたいという夢を持つミゲルと、骸骨の姿になった彼の祖先たちとの心の交流を描いた作品です。

メキシコらしいカラフルな色使いと音楽が見事に融合した感動作。日本語吹き替えでも、歌の上手な主人公ミゲルをはじめ、各キャストが素晴らしい歌声を披露しています。渡辺直美さんが参加されていることも有名です。そこで今回は、映画『リメンバー・ミー』の日本語吹き替え声優をご紹介します。

『リメンバー・ミー』の日本語吹き替え声優一覧

・ミゲル・リヴェラ:石橋陽彩(いしばしひいろ)

主人公・天才ギター少年のミゲル。

ミュージシャンである曽祖父(ひいひいお爺ちゃん)の血を引いたのか、人前でパフォーマンスをしたことがないにも関わらず、独学でギターを習得した才能の持ち主です。ただ、そのひいひいお爺ちゃんが、かつて家族を捨てたことから、お婆さんをはじめ、家族全員から「音楽には関わるな」と強く禁止されていて、自分が好きな音楽か・それとも家族か、ミゲルは究極の選択に迫られます。

そんなミゲルの声を日本語吹き替え版で担当するのは、若干13歳の石橋陽彩さん。4歳から歌とダンスを始めた音楽界の超エリートです。TV番組「『sing! sing! sing!』世紀の歌声!生バトル日本一の歌王決定戦」では見事ジュニア部門でグランプリ、avex主催の「カラオケ★バトル」U-18にも出演、その天才的な歌声で観客を驚かせました。

・ヘクター:藤木直人(ふじきなおひと)

死者の国をさまよう、独り者の骸骨・ヘクター。すぐに嘘をつく癖があり、死者の国の入国審査のときには女装したりもする怪しい存在です。ヘクターは、人間の世界にいる家族に忘れ去られそうになっており、日の出までに家族に思い出してもらえなければ、死者の国からも消えていなくなってしまう危機に立たされています。そんな中で、ミゲルと出会い、彼に自分の写真を託し、家族に渡してもらおうとします。

ヘクターの吹き替え声優は、俳優の藤木直人さんが担当されています。藤木さんといえばドラマ、映画、バラエティなど多方面で大活躍の人気タレントです。吹き替えは「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影」で、オモカゲ役を経験したくらいで、ディズニー映画の出演は初めてです。

・エルネスト・デラクルス:橋本さとし(はしもとさとし)

メキシコの音楽史上最も成功を収めたミュージシャン”エルネスト・デラクルス”。国民を思わずうっとりさせるような歌声の持ち主で、映画スターでもあり、主人公・ミゲルも心酔しています。
そんなデラクルスは、パフォーマンス中、大きなベルが頭に落ちてきてこの世から去り、伝説的な存在としてサンタクルスをはじめ、メキシコ中で愛され続けています。ガイコツのデザインを取り入れた白いギターを弾くことから、ミゲルは自分のひいひいお爺ちゃんではないかと信じています。

デラクルスの吹き替え声優には、俳優の橋本さとしさんが担当。橋下さんは「劇団☆新感線」出身で、その風貌から悪役を多くこなして、多くのTVドラマや映画に出演されています。また、餓狼伝説シリーズ、ザ・キング・オブ・ファイターズシリーズ、SNK VS. CAPCOM SVC CHAOSなどのゲームキャラタクーとしての声の仕事もされています。声優としてはアニメ「トランスフォーマー カーロボット」「The King of Fighters: Another Day」に参加されています。ディズニー映画はこれが初めてです。

・ママ・イメルダ:松雪泰子(まつゆきやすこ)

主人公ミゲルのママ・ココの母親であり、ミゲルのひいひいお婆ちゃんに当たるママ・イメルダ。すでに亡くなっており、死者の国でミゲルと偶然に遭遇します。夫が音楽のツアーに出かけたきり、家に帰らず、家族を捨てたと思い込み、強い恨みを抱えている。それ以来、娘を一人で育て、靴職人としてリヴェラ家を支えてきた肝っ玉お母さんです。

ママ・イメルダの吹き替え声優は、女優の松雪泰子さんが担当。松雪さんといえば日本アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得したこともある、実力派人気女優です。代表作には「フラガール」「デトロイト・メタル・シティ」「容疑者Xの献身」などがあり、洋画「ボーン・レガシー」では吹き替えにも挑戦しています。これがディズニーアニメデビューです。

・エンリケ・リヴェラ:横山だいすけ(よこやまだいすけ)

靴職人であり、ミゲルの父親であるエンリケ・リヴェラ。口ヒゲを生やし、濃いまゆげが特徴で、ミゲルの音楽には反対、ミゲルには靴職人の道を進んでもらおうとと願っている人物の一人です。

エンリケ・リヴェラの日本語吹き替え版には、タレントの横山だいすけさんが担当されています。横山だいすけさんは、NHK番組「おかあさんといっしょ」では"だいすけおにいさん"として人気のうたのおにいさんで、歌手・俳優としても活動されています。

声優は「トムとジェリー 夢のチョコレート工場」でも経験されていて、ディズニー映画の出演はこれが初めてです。

・ルイサ・リヴェラ:恒松あゆみ(つねまつ あゆみ)

ミゲルのママであり、エンリケの妻であるルイサ・リヴェラ。リヴェラ一家の中でも特に優しく、甘い性格の持ち主で、ミゲルの良き母親です。ラストにはルイサをめぐって素敵なサプライズも。

ルイサ・リヴェラを日本語吹き替え版で演じるのは、声優の恒松あゆみさん。国内外問わず、アニメの吹き替えをこなし、話題作にも多数出演されています。ディズニーアニメは、これまで「ガーゴイルズ」「ティンカー・ベルと月の石」「ヘラクレス」などに出演されています。

・フリーダ・カーロ:渡辺直美(わたなべなおみ)

眉毛のつながった画家・フリーダ・カーロ。メキシコで実在した世界的有名な画家で、彼女の作品はいまもなお多大な影響を及ぼしています。物語に登場するのは、スケルトンのフリーダ・カーロです。

そんな画家・フリーダ・カーロの日本語吹き替え版を演じるのは、大人気女芸人・渡辺直美さん。ビヨンセのモノマネで一世を風靡し、今では日本を代表する国際的なインフルエンサーです。世界中で活躍している渡辺直美さんは、これまでも洋画やアニメの吹き替えを担当していて、「クレヨンしんちゃん」「ちびまる子ちゃん」「きかんしゃトーマス」の映画版や、「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」「ピクセル」「ゴーストバスターズ」などの洋画にも参加してます。

・ママ・ココ:大方斐紗子(おおかたひさこ)

『リメンバー・ミー』の中でキーパーソンとなる、ミゲルのひいお婆ちゃんであるママ・ココ(ココひいおばあちゃん)。リヴェラ家の最年長にして優しく、温厚な性格の持ち主です。高齢のため、ほとんど口を聞かず、記憶を失いかけています。コミュニケーションはほとんど取れないが、それでもミゲルはココひいおばあちゃんが大好き。

ママ・ココを日本語吹き替え版で演じるのは、ベテラン女優の大方斐紗子さん。女優としては、テレビドラマや映画など数々の作品に出演しています。アニメの吹き替えは「母をたずねて三千里」のナターリア役が有名です。

・マリアッチ:大抜卓人(おおぬき たくと)

主人公・ミゲルがサンタ・セシリアの広場で靴磨きをする、マリアッチの格好をしたミュージシャンは名前はないものの、ミゲルに音楽の道を進むようにアドバイスする重要な役柄です。ミゲルが音楽コンテストに出場しようと思ったのも彼のアドバイスを聞いたから。ただミゲルのお婆ちゃんが現れ、ミュージシャンの彼も一緒に怒られてしまいます。

マリアッチの格好をしたミュージシャンを日本語吹き替え版で演じるのは、ラジオDJとしても活動する大抜卓人さん。ラジオ番組に多数出演していて、聞きやすいよく通る声は文句なしです。

・女性ミュージシャン:高柳明音(たかやなぎ あかね)

ミゲルが死者の日にサンタ・セシリアの広場で話しかける女性ミュージシャンの声を演じているのは、SKE48のメンバー・高柳明音さん。セリフは短く、登場時間も一瞬ですが、ファンにはたまらないのではないでしょうか。

・アブエリタ・エレナ/磯辺万沙子(いそべ まさこ)

リヴェラ家で最も口うるさいお婆ちゃんが、アブエリータ・エレナ。音楽をとにかく嫌い、ミゲルがギターに触れるだけで激怒するほどのガミガミキャラです。アブエリータ・エレナのお母さんであるママ・ココの父親が、音楽のために家族を捨てて失踪していることが原因です。ミゲルだけじゃなく、外から聞こえてくる音楽も決して許さず、知らない村人を怒鳴りつけてはおっぱらってしまう程です。

アブエリータ・エレナの吹き替え声優を演じるのは、声優兼女優の磯辺万沙子さん。テレビ、舞台、そして声優として幅広く活動しており、これまで「モンスターズ・インク」「モンスターズ・ユニバーシティ」「バグズ・ライフ」「ふしぎの国のアリス」「プレーンズ2/ファイアー&レスキューヘラクレス」「ヘラクレス」など多数のディズニー映画に出演しています。

感動必至の作品!とくに歌の上手いミゲル役・石橋陽彩には注目

今回は、ピクサー制作の長編アニメーション映画『リメンバー・ミー』の日本語吹き替え声優をご紹介してきました。音楽がテーマのひとつということで、日本語吹き替え声優にも注目があつまりますが、みな実力派ぞろい。その中でも、期待の大型新人・石橋陽彩さんのミゲル役は、ぜひ一度聞いてみてほしい、すばらしい歌声です。

また、日本語版主題歌「リメンバー・ミー」は、シシド・カフカ&東京スカパラダイスオーケストラが担当。感動必至の作品をさらに盛り上げてくれます。

ぜひ一度観てほしい映画です!

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