ドラマ「半沢直樹2」で、主人公・半沢の出向先として登場する東京セントラル証券とは?そのモデルや過去に実際にあった銀行と証券会社の対立について調べてみました!
【半沢直樹】東京セントラル証券とは?
第一話放送、無事終了しました。
新シリーズ第一話はいかがでしたでしょうか?感想は #半沢直樹 やこのツイートにコメント下さい📝‼️
来週の第二話は、今週よりも怒涛の展開に…。皆様に楽しんで頂けるよう鋭意制作中ですので、来週もどうぞお楽しみに。
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— 半沢直樹【7/26(日)夜9時から第2話!!】 (@Hanzawa_Naoki) July 19, 2020
ドラマ「半沢直樹」に登場する東京中央銀行の子会社。
対立していた大和田常務(香川照之)の悪事を暴き、倍返しとして要求した土下座がやり過ぎだとして、主人公・半沢直樹(堺雅人)が命じられた出向先の証券会社です。
「銀行員の出向は片道切符」
半沢と同じように銀行から出向してきた銀行出向組は、生え抜きであるプロパー組と対立しながらも、「いつか銀行を見返したい」とその機をうかがっていました。
正義を貫いた半沢の出向を命じた中野渡頭取(北大路欣也)の思惑は何だったのでしょうか?この東京セントラル証券を舞台に半沢の倍返しが始まります!
【半沢直樹】東京中央銀行のモデルは現在の三菱UFJ銀行
ドラマ「半沢直樹」の原作者・池井戸潤さんは、デビュー前に当時の三菱銀行に入行します。そしてこの三菱銀行は東京銀行を合併し、東京三菱銀行に商号変更。その後、UFJ銀行と合併し三菱東京UFJ銀行への商号変更を経て、現在の三菱UFJ銀行へと商号変更しました。
池井戸潤さんが銀行を退職したのは、まだ三菱銀行が東京銀行と合併する前でしたが、東京三菱銀行をモデルとして半沢直樹シリーズの東京中央銀行を書いていたと言われています。
どこの銀行か分かりにくいように上手く3大メガバンクに似せてあるけど、前回の金融庁検査の話や(合併前の旧UFJ銀行に話が似ている)旧東京銀行の合併から東京三菱UFJ銀行(現在は名前を変え、三菱UFJ銀行に)になった事、半沢直樹の作者が旧三菱銀行の銀行員だった事を考えると三菱UFJ銀行の話っぽいな。
— Mr.RS (@MrRSme) July 19, 2020
【半沢直樹】東京セントラル証券のモデルは?
ドラマ「半沢直樹」に登場する東京中央銀行の子会社・東京セントラル証券。その関係性を考えれば、東京中央銀行のモデル・東京三菱銀行系列の証券会社が候補に挙がります。
- 三菱UFJ証券ホールディングス
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- モルガン・スタンレーMUFG証券
- 三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券
- auカブコム証券
- モルガン・スタンレー
しかし、ドラマ「半沢直樹」での「銀行と証券会社の対立」や「IT企業による買収」という構図を考えると、東京セントラル証券のモデルは大和証券SMBCであると考えられます。
大和証券SMBCとは
日本の大手証券会社5社の1角である大和証券が、過去に三井住友銀行と提携がなされていた際に設立した証券会社。
当時の証券業界は野村證券の1強状態が続いており、業界2位の大和証券は大手都銀の三井住友銀行と業務提携を開始。出資比率は大和証券が6割、三井住友銀行が4割。経営の主導権は大和証券にありました。どちらも大手の都市銀行と証券会社が手を結ぶ最初の一例となり、三井住友銀行から大勢の従業員が大和証券SMBCへ出向していきます。
後に金融再編の波が押し寄せ、メガバンクは証券部門の強化に着手します。この動きに出遅れた三井住友銀行は大和証券SMBCを傘下におさめようとしますが、主導権を握る大和証券側がこれを拒否。出資比率をめぐる攻防は続ける2009年、三井住友銀行は証券業界3位の日興コーディアル証券を買収したことをきっかけに、大和証券SMBCの主導権を奪うために大和証券へ圧力をかけます。
三井住友銀行の狙いは、日興コーディアル証券と大和証券SMBCを統合し、野村証券を抜く証券業界トップに躍り出ることでした。
これに大和証券は、大和証券SMBCと日興コーディアル証券の統合に合意する条件として、大和証券6割、三井住友銀行4割の出資比率を変えないことを主張します。
大和証券SMBCが奪われることで大和証券本体まで取り込まれることを恐れたのです。
こうして「銀行と証券会社の対立」という構図が生まれました。
その結果、大和証券は三井住友銀行との提携を解消し、三井住友銀行から出向していた従業員の大半が三井住友銀行へ復帰。
三井住友銀行が保有する4割の株式全てを大和証券が買い取ることで大和証券SMBCは大和証券の子会社となり、社名を大和証券キャピタル・マーケッツに変更しました。
ライブドアのフジテレビ買収騒動にも関係
ドラマ「半沢直樹」で、電脳雑技集団による東京スパイラル買収を東京セントラル証券が防いだように、ライブドアによるフジテレビ買収を大和証券SMBCが防いでいました。
半沢のモデルはライブドアとニッポン放送の話なのか
当時のことは全く知らないから勉強してみるかな— ぱくち (@paku_chi_0214) July 19, 2020
ホワイトナイトがソフトバンクグループの金融サービス会社であるソフトバンク・インベストメント(SBI/現・SBIホールディングス)であることは別記事で紹介していますが、フジテレビのアドバイザーを大和証券SMBCが務めていました。
半沢直樹2 電脳雑技集団のロケ地とモデルはライブドア事件?あらすじとネタバレ!
フジテレビの実権を握りたかったライブドアですが、ニッポン放送の保有するフジテレビ株はSBIと大和証券SMBCに全て貸し出されており、これが防御策となりライブドアによるフジテレビの間接支配は阻止されました。
【半沢直樹】東京セントラル証券のモデルまとめ
ドラマ「半沢直樹」に登場する銀行や証券会社、企業にそれぞれモデルはあるものの、実際には直接関係の無いのに作品の中でうまく複雑に絡み合っていて面白いですね。
ドラマの今後が楽しみです!
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