エッセイスト、コラムニスト、そしてテレビのコメンテーターとして、独自の視点とユーモアあふれる語り口で現代社会を斬る犬山紙子さん。「負け美女」の生みの親として一躍有名になり、現在は子育てや社会問題にも鋭く切り込む論客として、多くの女性から支持されています。
この記事では、多くの人が気になる「犬山紙子さんの旦那様は誰?どんな結婚生活?」という疑問から、彼女のファッションやスタイルの秘密、そしてニート生活や介護経験を経て人気エッセイストになるまでの生い立ちについて、詳しく掘り下げていきます。
犬山紙子の旦那は誰?結婚してる?
結論から言うと、犬山紙子さんは2014年8月に結婚しています。
旦那様は、元ミュージシャンで現在は漫画家として活躍する劔樹人(つるぎ みきと)さんです。
劔さんは、人気ロックバンド「神聖かまってちゃん」の元マネージャーとしても知られています。
馴れ初めは友人関係から
二人の出会いは友人を通じてでした。当初は恋愛感情はなく、何でも話せる友人として半年ほど過ごすうちに、お互いにとってかけがえのない存在になっていったそうです。犬山さんの方からアプローチし、交際に発展。友人から恋愛関係になったのは、彼女にとって初めての経験だったと語っています。
プロポーズは特になく、日々の生活の延長線上に自然と結婚があったとのこと。犬山さんは結婚の決め手について、「何よりも話し合いができる人であること」「心が優しくてお互いを尊重し合える人」であったと語っており、人柄に深く惹かれての結婚だったことが伺えます。
「逆転婚」と夫婦の形
結婚当初、すでに人気エッセイストだった犬山さんと、当時まだ漫画家として駆け出しだった劔さんとの結婚は「格差婚」とも言われました。一家の大黒柱として外で働き、劔さんが主夫として家事を担うという、いわゆる「逆転婚」のスタイルを選択。
2017年には第一子となる長女が誕生。
出産後は、劔さんが家事育児の多くを担い、犬山さんが仕事に集中できる環境を夫婦で作り上げてきました。もちろん、その過程では意見のぶつかり合いもあったそうですが、夫婦でカウンセリングに通うなど、常に対話を重視し、二人にとって最適な形を模索し続けています。お互いの得意なことを活かし、支え合う二人のパートナーシップは、新しい夫婦の形として多くの人々に影響を与えています。
犬山紙子のスタイルとファッション
犬山紙子さんは、その知的なイメージとともに、個性的なファッションセンスでも注目を集めています。
ファンが気になる身長やスリーサイズについては、公表されていません。 しかし、40歳を過ぎてから筋トレに目覚め、「腹筋が割れた」ことをエッセイで告白。自身のSNSでは、鍛え上げられた腹筋の写真を公開し、「筋肉とスイーツの両立」をテーマに、好きなものを我慢しない独自のボディメイクを楽しんでいる様子を発信しています。
ファッションに関しては、「現代社会における戦闘服」と語るほど、ブランド「Mame Kurogouchi(マメ クロゴウチ)」を敬愛。人前に出る仕事の際には、その服からパワーをもらっていると語ります。デザイン性の高いモードな服から、古着の猫柄トレーナーまで、独自のセンスで着こなすスタイルは多くのファンを魅了しています。
犬山紙子の生い立ちとキャリア
彼女のユーモアと、物事の本質を鋭く突く視点は、順風満帆とは言えなかった20代の経験によって培われました。
大阪、そして仙台での日々
1981年12月28日、大阪府で生まれました。
幼少期を大阪と兵庫で過ごし、中学時代に宮城県仙台市へ移住します。
大学卒業後は、仙台の出版社に就職し、ファッションカルチャー誌の編集者としてキャリアをスタートさせました。しかし、難病を患う母親の介護のため、約1年半で離職を決意。ここから約6年間にわたる介護生活が始まります。
介護とニート生活の中から生まれた「負け美女」
20代の多くを母親の介護に捧げながら、いつか自分の本を出したいという夢を諦めきれなかった犬山さん。ヘルパーが来てくれる数時間だけ漫画喫茶に通い、コラムや漫画を書き溜めるという日々を送っていました。
そんな中で生まれたのが、ブログ「負け美女」でした。美人なのに恋愛がうまくいかない友人たちのエピソードを、イラストと独特のユーモアで綴ったこのブログがインターネット上で大きな話題となります。そして2011年、出版社から声がかかり、ブログが書籍化。30歳にして、念願の作家デビューを果たしました。
コメンテーター、そして社会活動家へ
『負け美女』のヒットをきっかけに、テレビやラジオ、雑誌などから仕事の依頼が殺到。恋愛コラムニストとしてだけでなく、その鋭い分析力と的確なコメント力で、情報番組のコメンテーターとしても活躍の場を広げます。
現在は、自身の経験から、子育て、夫婦関係、女性の働き方など、幅広いテーマについて積極的に発信。2018年には、児童虐待問題の解決を目指すプロジェクト「#こどものいのちはこどものもの」を立ち上げるなど、社会活動にも力を注いでいます。
まとめ
今回は、エッセイストの犬山紙子さんについて、結婚の有無、スタイル、そして生い立ちを詳しくご紹介しました。
* 結婚・旦那様: 2014年に漫画家の劔樹人さんと結婚。一女をもうけ、対話を重視した協力的なパートナーシップを築いている。
* スタイル: 身長・スリーサイズは非公開。40代で筋トレに目覚め、見事な腹筋を手に入れる。個性的なファッションセンスも魅力。
* 生い立ち: 編集者として働くも、母親の介護のため離職。約6年間の介護生活を送りながら執筆活動を続け、ブログ「負け美女」で30歳にして作家デビュー。現在はコメンテーターや社会活動家としても活躍。介護、ニート生活という苦労を乗り越え、自身の力で道を切り拓いてきた犬山紙子さん。
その言葉が多くの人々の心に響くのは、彼女自身の人生経験に裏打ちされた強さと優しさがあるからでしょう。これからも、彼女の発信から目が離せません。