国民的人気アニメ『名探偵コナン』の毛利小五郎・声優が変わっていた?

アニメ『名探偵コナン』といえば、青山剛昌さん原作の推理漫画『名探偵コナン』を原作とした国民的人気アニメ作品です。

1996年1月8日からTV放送開始

日本テレビ系列の全国ネットのアニメ番組の中でも、1,2を争う長寿番組です。漫画の連載開始から間もない状況でのアニメ放送だったため、原作にアニメが追いつかないようにしたいという原作者・青山剛昌さんの希望もあり、最初の段階からアニメオリジナルのエピソードが差し込まれています。

そんな『名探偵コナン』の名キャラクターの1人・毛利小五郎(もうりこごろう)。その声優さんが途中で変わったのをご存知ですか?声優さんが変わったのは、2009年と今から少し前。放送開始から担当してきた声優さんが、突如降板となりました。今回は、毛利小五郎役の声優降板理由や現在の声優さんについて触れていきます。

神谷明 コナン(毛利小五郎)降板理由は?

放送開始当時、毛利小五郎役の声優をつとめていたのは、いまや声優界のレジェンドとも呼ばれる、神谷明さん。神谷明(かみや あきら)さんは、元祖美少年からロボット戦隊のヒーロー、二枚目半?のスナイパーにニャロメ(平成版)など、シリアスからギャグまで七色の声を駆使して多くのファンを魅了してきた声優さんです。しかし、2009年に『名探偵コナン』の毛利小五郎役を突然降板しています。なぜでしょうか。

『名探偵コナン』で探偵役の毛利小五郎は、主人公コナンの謎解きになくてはならない大事な役どころ。毎回コナンに睡眠薬の入った針で眠らされ、子供の姿であるコナンは毛利小五郎を通して、事件の真相を解いていきます。この毛利小五郎の声優を13年間つとめてきた神谷明さんは、当時自身のブログで、「私の不徳の致すところ」と降板に関してハッキリとした理由を語らなかったので、ファンの間ではさまざまな噂や憶測を呼んでいます。

結論としては、神谷明さんの毛利小五郎の声優降板理由はアニメ製作サイドとの折り合いがうまくいかなくなり、降板することになってしまったよう。

どうやらそもそも「声優」という仕事は、今のように脚光を浴びた華やかなものではなく、売れない俳優が食べていくための「副業」のような地味なイメージでした。神谷明さんは、俳優業と比較して「権利料」が格段に低かった声優業の収入面について、自らが先頭に立って交渉していたんだそう。本人としては、「後輩たちの生活向上のため」と思い行動を起こされていたのでしょう。しかし結果的に、テレビ局や製作側と決裂する最悪の形となってしまい、神谷さん自身が降板することで責任を取るということになったようです。

神谷明さんが、テレビ番組『ナカイの窓』に出演されたときの話によると、今の声優さんの収入は1番下のランクで1本30分として15,000円。再放送の権利料を含めても27,000円くらいで、相当キャリアを積まないと、昇給できないのだそう。「自分たちが今頑張らないと、今後若い人たちが大変だ」と、毎回交渉を続けていた結果、「降板」になってしまった神谷明さん。

神谷明さん『シティハンター』の冴羽獠と『北斗の拳』のケンシロウが有名

神谷明さんが声優のキャラクターで、とくに人気なのは『シティハンター』の冴羽獠と『北斗の拳』のケンシロウですが、今でも『名探偵コナン』の毛利小五郎役を推すファンの声も多いです。

神谷明さんは、1970年「劇団テアトル・エコー」の研究生時代に、伝説の魔女アニメ『魔法のマコちゃん』の千吉役でデビューしました。声優歴46年、初めて主演は、デビュー3年後の1973年『バビル二世』の浩一役。「叫びの神谷」の誕生でした。その後、『ゲッターロボ』や『勇者ライディーン』などのロボットアニメの主人公役でも「叫びの神谷」が大活躍します。

一時期は何本もの仕事を抱え、命の声を潰してしまった経験もあるそうです。1980年代には『キン肉マン』や『シティハンター』『北斗の拳』など、「週刊ジャンプ」に掲載された人気漫画が次々とアニメ化されて大ヒット。この時期の作品は、神谷明さんの代表作となり、実力声優としての地位を不動にしました。また、アニメの仕事だけでなく、007シリーズのボンド役で人気のピアース・ブロスナンの吹替も担当し、ブロスナンの甘いマスクに神谷明さんの美声がマッチし、話題になりました。

1946年生まれで御年70歳を超えている現在

「冴羽商事」という事務所を立ち上げ、声優活動の他に、ナレーションや司会業、講演会、コンサートのマネージメントなど幅広くお仕事されているようです。ちなみに「冴羽商事」の名前は、北条司不朽の名作「シティハンター」からだそうです。

現在の毛利小五郎の声優は誰?

そんな神谷明さん降板後の毛利小五郎役

現在は、小山力也(こやまりきや)さんが毛利小五郎の声優をされています。小山力也さんは、劇団俳優座に所属する俳優さん、アメリカのテレビドラマ『24 -TWENTY FOUR-』の主演・ジャック・バウアーの吹替で有名になりました。アニメは攻殻機動隊『S.A.C. 2nd GIG』『はじめの一歩』『うみねこのなく頃に』など多数出演しており、『コナン』にも何度かゲストで出演したことがありました。いまでは声優界でもとても人気があります。

アニメ製作サイドは小山さんの起用について、オーディションを行った後、「プロデューサー陣と原作者の青山剛昌先生とが話し合い、満場一致で決定した」としています。小山さん自身も、「大先輩の神谷明さんの後任に決まった知らせを受けた時は、ただ驚き慌てふためくばかりでした〜神谷明さんの作り上げた小五郎を大切に、そして失礼のないよう、心をこめてやっていきます」と話されています。神谷さんの降板について、ファンからは反対の声がすごい量で出ていたそうですが、小山さんに声優交代が決まると納得の声が多く上がり、受け入れられたようです。

声優交代から10年以上が経った今でも大人気の『名探偵コナン』。今後もその展開とあわせて、声優さん達にも注目していきたいです!

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